わ い わ い 句 会

2015年の作品

わいわい句会 平成27年12月の句会より

 

初雪や右の手袋探しおり          淳

あれがいいそれがいいこれでよかった年忘れ 大丈夫

泥中の蓮より出でし冬の虹         わるつ

日溜りの枯葉に縋る冬の蠅         信

深秋や奏でる音色闇を舞う         涼呂

吊るし柿猫と目の合う真昼どき       翠風

湯煙りや色香霞みし楓かな         玲

山茶花や散りゆく先を追い続け       さとか

湯の里や人影消えて雪見酒         アキノ

ほのぼのと心しみるや暖炉の火       英

路地裏や心静もる冬の雨          十枡

酔いし夜や足洗い寝る雪しんし       愚庵

寒禽の遠く聞こゆる旅の空        おおばこ 

 

 

わいわい句会 平成27年11月の句会より  

 

木枯しや吹きて源一つ増え          アキノ

秋日和手と手をからめ老夫婦            玲

二歳児の着物が歩く七五三            さとか

幽玄の池に紅葉の逆さかな             翠風

何なくも秋の陽うれしその時ぞ                英

同衾するテロと平和を嗤う秋               愚庵

残り葉や我も残れり秋の暮                   大丈夫

行く秋や夢に微睡む厚毛布                  淳

ひょろひょろと路地の八手は上に伸び       十枡

 

 

わいわい句会 平成27年9月、10月の句会より

 

夏終り宴終りて格差在り         英

秋の夜や刻移ろいて老いにけり      英

朗々と流るる詩や夏の午後        翠風

秋の暮れひっそり佇む道祖神       翠風

秋ナスや雨ニモマケズ太りけり      十桝

宵越しの花や一輪夏椿          淳

振り向くや色無き風に秋気配       淳

たたずみて晩夏をまといハイボール    さとか

山茶花や固き蕾に息をかけ        さとか

姥百合や木陰に朽ちてなお愛し      涼呂

天上へ燃えるごとくに曼珠沙華      涼呂

白萩や友を悼みつショパン聴く      おおばこ

恨めしき豪雨のあとに秋蛍        おおばこ

空蝉や夕日映りて透きとおる       玲

廃屋や庭に一輪彼岸花          

幸せや野球の出来る敗戦忌        大丈夫

大綱引き三世代で引く雲の峰       大丈夫

岩木山アップルロード笑っている     思庵

ずぶ濡れの猫と目の合う秋の宿      愚庵